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2008年9月10日 (水)

NHKの自民党総裁戦報道の異常

 福田さんが「総理大臣を辞める」と表明して、マスコミ各社はハチの巣をつついたように大騒ぎをしています。

 その中で、NHKの報道ぶりは、「まるで自民党の宣伝をやっているようだ」と思うほどの異常です。候補者が増えると、ご丁寧にインタビューをして、同じ画面を何度もくり返し放映していました。いい加減あきますネ。

 NHKが、自民党の宣伝役を買って出ている間にも、庶民の生活に係わる重大な事件はたくさん起きています。食品では、輸入米がメタミドホスに汚染されていたり、アセタミブリドが検出されたりと、食の安全・安心への不安がまた増えています。景気の悪化は、暗闇状態といえます。先が、見えないのですよ。後期高齢者医療制度の廃止についても、NHKは報道しているのでしょうか。

 「医師不足」の解消についても、舛添厚生労働大臣が「総体として不足している」と認める発言をしていますが、その後どうなっているのでしょうか。記者会見で、厚労相は「勤務医は一週間に80時間、90時間働いているのだから…、その人たちを普通の労働時間に戻すだけで倍いるじゃないですか」と述べています(厚生労働省H・P、大臣の記者会見)。勤務医を倍にするということは、約16万人の医師を増やすことが必要と言うことです。勤務医だけで、ですよ。大学などの研究部門を拡充しようとするならば、それ以上が必要と言うことです。2008_09020278

 大学の医学部の定員を増やすためには、教授をはじめ、大学側にそれだけの受け入れの態勢を築かなければなりません。医療崩壊に歯止めがかからない状況で、のんびりとやっていていいのでしょうか。

 また、スポーツの秋になり、北京ではパラリンピックが行われていますが、報道には、オリンピックとは大きな格差があります。障害者がスポーツに能力を発揮しているのに、なぜ報道しないのでしょうか。NHKは、公平に扱っていると言えるでしょうか。

 地球の温暖化でも、ヨーロッパなどのすすんだ取り組みをもっと紹介してほしいですネ。洞爺湖サミットの失敗を、愛知県・名古屋市で開催されるCOP10でくり返さないためにも。

 NHKが、自民党の宣伝役になっている間に、報道すべき事件などがおざなりになってはいないでしょうか。

 また、NHKは、貧困と格差について、真実をもっと報道するべきではないでしょうか。公共の電波を、一党の宣伝機関にするという異常は許されるものではありません。

 不偏不党、真実の報道を期待します。

    ゆうたろう

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     イタリアのボローニャ市は、職人の町で精密機械は世界的な評価をえている。町作りも、市民が討論し組合を立ち上げ、行政が支援している。レジスタンスも勉強になった。ボローニャ大学は、医学の歴史でも、なかなかおもしろい。
  • 堤未果:: 『ルポ 貧困大国アメリカ』
     米国野村證券に勤務中、9・11同時多発テロに遭遇し、その後ジャーナリストとなった経歴の著者が見て、聞いて、そして書いた大国アメリカの底辺の実態。日本の政府と経済界が押しすすめるグローバリゼイションと、新自由主義の行き着くであろう世界です。(岩波新書)  
  • 南木佳土: 『信州に上医あり―若月俊一と佐久病院―』 ・
     信州(長野県)に佐久病院というのがある。農村である。封建的だった。そこへ「アカ」といわれる若い医師が東京から着任した。  「予防は治療に勝る」と、出張診療をするなど、地域に医療をコツコツと築いた。  「医療」とか「地域医療」を考えるのに、一度は目を通したい本である。
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